第23回牛場 of ねっと99夢フォーラム

牛場 靖彦 氏

危機管理コンサルタント・㈱牛場事務所代表取締役  09.01.10

日本最初のリスク・マネージャー
     窓際退屈男の旅立ち

『窓際退屈男の旅立ち』(ワニ文庫)という本があります。ある日突然、エリート商社マンが屈辱の窓際に追いやられ、奇人変人居並ぶ"現代の座敷牢"から復活するまでの痛快ドキュメントです。
 著書の牛場靖彦氏は、三菱商事での最初の10年近くを、イタリアのミラノを拠点に、ヨーロッパの各市場で船舶輸出業務を担当されました。帰任後の約10年間は、ソフト化経済・社会の到来を予感し、アスレチック・クラブの構想を提案し、アヴァンティ㈱の代表取締役・総支配人に就任しました。ところがクラブの運営を巡って、親会社の幹部と意見が対立し、本社に戻され、最後の約10年間は「一億円長屋」という年俸1000万円クラスの人たち10人がいる窓際の部署へ異動となりました。ここでは会社のために新しい事業の企画を立てても、ことごとく却下され、危機管理コンサルタントとして独立されたのです。
 独立後の成功要因は「アヴァンティ時代にリスクマネジメント(RM)について独自に何年も猛勉強し、知識を吸収する一方、会社で経験も積み、日本最初のリスク・マネージャーを兼務し、一億円長屋では、RMに関する単行本を10冊近くも執筆したり、テレビに出演するなど、爪を研ぎ、牙を磨いて備えていたから」とのことです。
 氏は、危機管理を、落語、歌舞伎、相撲など日本の文化に則して具体例を挙げながら、やさしくわかり易く解説されるとの評判からメディアへの登場も多数。講演先は国内にとどまらず、英・米・韓国・台湾など海外にもおよぶとのことです。当日はそれらのご体験を基に、企業や家庭のRMについて語っていただく予定です。

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講演レポート
危機管理コンサルタント・㈱牛場事務所代表取締役
牛場 靖彦 氏
ご意見 【講師・参加者】
講師のコメント (牛場靖彦)
第23回 ねっと99夢フォーラム 講演を終えて
株式会社牛場事務所 代表取締役 牛場靖彦
この度は、ねっと99夢フォーラムに講師としてお招きいただき、ありがとうございました。
受講くださった方々は、老若男女で顔ぶれも多士済々。講師をつとめさせていただいた私の顔を、きちんと、しっかり正視して、ても熱心に聴き入ってくださったことは、とてもうれしく、まさに講師冥利に尽きます。
講演後のご感想、ご質問も、実に的を射たもので、お話しの甲斐があり、「ああ大網にやって来て良かったなあ」という感を強くしました。
なによりもうれしかったことは、みなさまから熱意を感じたこと、また瞳がキラキラと輝いていたことで、このような方々が支えているこの町は、必ずやさらなる発展を遂げられるであろうと思いました。
おかげさまで、帰りの電車にも気持ちよくゆられて無事帰宅することができました。
また機会をみて、皆様方とお会いできればと強く希望するものです。
講演会の感想
我々に勇気を与えてくれた素晴らしい講演
元刑務官 石川庄六
講師の牛場靖彦氏は、日本の代表的企業である三菱商事に入社し、若くして頭角を現しながら、その後、窓際の1億円長屋を経験するなど波瀾万丈の人生を歩まれました。
その体験を、ときにはユーモアを交えながら、殆ど原稿を見ることなく、堂々とわかりやすいことばで話していただきました。これまでの講演会の中でも特にインパクトが強く引き込まれました。
また、物事を様々な角度から分析し、先見の明と、行動力、忍耐力等、まさしく我々に勇気を与えてくれた素晴らしい講演であったと思います。
講演内容で、特に印象に残ったのは、相手の顔をしっかり見て会話することが必要(特に本音の話は)、木を見て森を見よ、表ばかりにとらわれず裏を見よ、時を味方にせよなど、数え切れないほどで、内容の濃い話だったと思います。
企画してくださった関係者の方々にも感謝し、講演の感想とさせていただきます。
講演会の感想
受講者の感想
「社会的健康」の考え方に共感!
大網白里町在住 大野英雄
私はボランティア活動を始めて7年になりますが、すっかりボランティア活動にはまっています。
私たちは社会に支えられて生きています、生かされています。
だから、自分の持っている知識を活用して社会に対して恩返しをしよう、何か役に立てる人間になろうと考えるようになりました。
このような考えに至ったのは私が勤めている会社の理念とボランティア活動の目的が一致したからです。
だから、週末は会社と同じ乗りでボランティア活動を楽しんでいます。
ねっと99夢フォーラムとの出会いがあり、私はその全てに参加し、講師の方々から多くのことを学んでいます。
その恩返しをするために、学んだことを咀嚼してもっと人のために役に立てるように努力しようと考えています。
前置きが長くなりましたが牛場さんの講演の感想を述べます。
1.社会的健康
仕事を通して社会に役に立つという「社会的健康」の考え方に共感します。
私のボランティア活動の後押しをして頂いていると思い、大変励みになりました。
2.異業種との交流
私は旧郵政省傘下の財団法人に3年間出向した経験があります。
この時に多くの方々と人脈を作り、多くのことを学びました。
仕事、付き合い、会話などある意味で自分が最も成長した時期と思っています。
異業種の交流は重要と思います。
官と民間の人的交流をもっと実施すれば、日本社会は間違いなく活性化すると思います。
3.我慢
多くの人はいじめにあうと自暴自棄になり自分を見失うことがあります。
サラリーマンは会社をやめると言いだす人もいるでしょう。
牛場さんの状況を見極めて耐え忍び、勝負する時に動く決断の良さに感服しました。見習うことが沢山あります。
4.転機時の考え方
・自分の好きなことをする
・パートナーの協力を得る
仕事をして思うことは熱心な人と熱心でない人がいます。
彼らの違いは、興味を持っているかどうかに尽きると思います。
好きなことに取り組むと脳は活性化すると言われています。
好きなことをすると幸せな気持ちになります。
だから私はもっと前のめりになって、好きなことに没頭したいと思います。
5.まとめ
私は団塊の世代なので、牛場さんの経験したことがよく分かりました。
素晴らしいご講演ありがとうございました。
但し、一つ苦言があります。
お世話になった元の会社の悪口は程々にされたら如何でしょう?
最後の方は悪口を聞くのが辛くなりましたので折角の良い講演が興醒め寸前でした。
参加者のアンケートより