第52回 鳥塚亮氏 of ねっと99夢フォーラム

鳥塚 亮 氏

いすみ鉄道株式会社

 日本国有鉄道(国鉄)木原線を引き継いだ第三セクター方式のいすみ鉄道は、毎年1億円超の赤字を続け、廃止の危機にありました。
 2009年の公募で、いすみ鉄道の社長に就任した鳥塚氏は、小学校4年生のとき時刻表に触れて以降、全国のSLを追いかけるなど、正真正銘の鉄道マニア、「鉄ちゃん」です。高校、大学卒業時、ともに国鉄が職員の採用を控えたため、やむなく学習塾職員等として働きました。その鳥塚氏に転機が訪れたのは、鉄道の次に好きだった航空会社への就職です。英国航空(ブリティッシュ・エアウェイズ)では、旅客運行部長の任にありました。
 いすみ鉄道の顔となった鳥塚氏は、次々と斬新な企画を打ち出しています。ムーミン列車を走らせたり、「枕木おかき」や「けむりまんじゅう」など物品販売に力を入れ、700万円訓練費用自己負担運転士募集で4人の運転士を誕生させました。
 「鉄道がなくなれば、その地域は地図上から消えたも同然」「アイデアは見切り発車でいい」と言う鳥塚氏から、いすみ鉄道の生き残り経営戦略を聴いてみたいと思います。

鳥塚 亮(とりづかあきら)氏の略歴
1960年、東京生まれ。子供の頃から鉄道マニア。明治大学商学部卒業後、学習塾職員等を経て、27歳で大韓航空入社。30歳で英国航空に転職。32歳のとき鉄道前面展望ビデオ販売、「パシナ倶楽部」の副業を始める。DVDはシリーズ500本を超える。英国航空では旅客運行部長等歴任。2009年、いすみ鉄道の公募社長に応募し採用される。社長としてムーミン列車の運行、物販の拡充、訓練費用自己負担運転士募集等の営業努力で収支を改善し、いすみ鉄道の当面の存続に道筋をつけた。



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講師の感想

ほんわかするとっても居心地が良い会合

いすみ鉄道株式会社代表取締役社長 鳥塚 亮

昨夜は大網白里町へ行ってきました。
ねっと99夢フォーラムというまちづくり、まちおこし活動を行っている皆様方に呼ばれまして、講演をさせていただきました。
一宮の玉川町長さんもいらしていただきましたが、皆様、本当に熱心に勉強されて活動されていらっしゃいます。
なんだか、ほんわかするとっても居心地が良い会合でした。
私は、いつも不思議に思うのですが、「私の話など聞かれても、いったい何が参考になるのだろうか」と。
ただ、がむしゃらに、突っ走っているだけですけど、まあ、一応、あまり難しいことは考えられない頭で、構想なるものは練っていますけどね。
それは、すべていすみ鉄道に向けたものですから、事情が違うのにお役にたつかどうか・・・
でも、これもすべて、いすみ鉄道を少しでも多くの皆様に知っていただくためですから、基本的にはいただいた話はお断りすることなくお受けさせていただいておりますが。
お役にたっているかどうかだけは不安なのです。

(「いすみ鉄道 社長ブログ」より)


参加者の感想

いすみ鉄道のファンづくり

有限会社パルホームサービス 岩井勇大

今日は、ねっと99夢フォーラムという勉強会へ出席するため、大網白里町へ行ってきました。
講師は、いすみ鉄道の代表取締役社長、鳥塚亮社長です。
地域活性に対して熱い思いと愛があり、差別化、ブランド化でいすみ鉄道ファンをどんどん増やしています。
どんな職業でもファンを作ることはとても大切な事だと思います。
そして、地元の方が自分の住んでいる場所に郷土愛があるってあたたかくていいなぁと思いました。
勉強会の後は2階で、鳥塚社長と話もできました。
千葉県に住んでいるから気付けない千葉県の魅力ってたくさんあるんですね!
いすみ鉄道のポスターにある「ココには『なにもない』があります!」というキャッチフレーズ。
物や店が溢れた時代だからこそ、東京に行こうと思えば1時間で行ける千葉県だからこその魅力だなぁと…。
いすみ鉄道に乗ってみたくなりました!

(「パルパル日記 岩井のつぶやき」より)

「いつも車内は空いていなければローカル線ではない」

NPO法人長生地域まちづくりステーション理事長 大柿 恵司

去る9月10日(土)、第52回「ねっと99夢フォーラム」に参加してきました。
当日のゲストはいすみ鉄道社長の鳥塚 亮さん。
社長就任以来、アイディアを駆使して次々といろいろなことを試みられ、多くの成果をあげていらっしゃいました。すばらしい実現力です。
先ごろ、日本経営士会が革新的な経営や新しいアイデアを実践する企業や団体などを表彰する「ビジネス・イノベーション・アワード2011」の大賞に、いすみ鉄道が選ばれました。来月の15日に表彰式があるようです。
鳥塚社長のご講演にもありましたとおり、これからは地元の方々がどう自分たちのビジネスや産業、地域づくりに、いすみ鉄道が呼び込んでくるお客様を生かしていくことができるかにかかっているということですね。お互いに協力し合っていくということですが。
圏央道開通までに、あと1年半です。
大多喜、いすみには市原南インターから10分ちょっと、と強調していました。
いすみ鉄道のターゲットは、こだわりをお持ちの方々。そして、いつも車内は空いていなければローカル線ではないと。そしてそれがブランドになる。
航空会社に勤めていたからこそわかる、そしてできる、JRには思い付かない様々なサービスの提供。
平日と土日祭日、晴れの日と雨の日で違ったサービス。
講演を終えて、著書にサインする鳥塚社長。サービスの心、満点。隅々まで心遣いが感じられます。
民間経営の才を行政運営に生かしますと公約して首長選に立候補なさる方が全国にはたくさんいらっしゃいますが、鳥塚社長のような人が茂原市長になったら、どんな変化をもたらしてくださるだろうかと考えながら会場を後にしました。
ご本人は、根っからの鉄道好きなので、知事や市町村長の道へは絶対に進まないとおっしゃっていました。
講演をお聴きして、益々いすみ鉄道と鳥塚社長のファンになりました。

(「長生郡と茂原市で地域活性化のお手伝い 大柿恵司の“日々是好日”」より)

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