第36回 畠山重篤氏 of ねっと99夢フォーラム

畠山 重篤 氏

牡蠣の森を慕う会代表
京都大学フィールド科学教育研究センター社会連携教授

森は海の恋人~リアスの海辺から~

 1964年ごろから気仙沼湾の牡蠣は赤潮を吸い身が真っ赤に染まり「血牡蠣」になりました。工場廃水や生活排水が原因です。この異変に危機感を持った牡蠣養殖家の畠山重篤氏は、フランスの養殖地の一つロワール川河口の干潟を視察し、かつての宮城の海のようにカニや小魚等がうごめいていることを確かめました。帰国し、牡蠣の餌となる植物プランクトンを育てる森と川までをカバーする必要性を説き、賛同した70人の漁民たちと広葉樹の植林活動、「森は海の恋人」を立ち上げ、毎年大川を中心に「植樹祭」を行っています。この活動が小中学校の教科書に採り上げられると、子どもたちの体験学習が実施されています。
 植樹祭も二十数回を数え、大川の水と舞根湾の水は確実に再生しました。「森は海の恋人」運動は全国の森と海の人たちに広がっています。畠山氏は2005年、京都大学フィールド科学教育研究センター社会連携教授に就任されました。森林、土壌、水産、海洋、生物、生態……といった縦割り、蛸壺化している最高学府に横串を通してほしいと期待されてのものです。今日、「温暖化にも、森が育む“鉄”の力で沿岸の海を再生する」と言い、“鉄イオン”に注目されています。皆様の来場をお待ちしています。

【畠山重篤(はたけやま・しげあつ Hatakeyama Shigeatsu)氏の略歴】
1943年中国上海生まれ。宮城県立気仙沼水産高校卒業後、気仙沼湾で牡蠣や帆立の養殖業を営む。フランス・ブルターニュ地方やスペイン・ガリシア地方を訪ね、森、川、海の関係に着目。89年に「牡蠣の森を慕う会」を立ち上げ、漁民による植林活動を続ける。また全国の子供達を養殖場に招き、体験学習を行っている。著書『漁師さんの森づくり』(講談社)、『森は海の恋人』(文春文庫)、『牡蠣礼賛』(文春新書)等。94年朝日森林文化賞、99年自然環境功労者環境庁長官表彰、2000年環境水俣賞、03年緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰、04年に宮沢賢治イーハトーブ賞、日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。

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山武市長あいさつ

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講師のコメント

大きい 川の役割

牡蠣養殖家・京都大学教授 畠山重篤

 今回、山武市を初めとする山武郡市とねっと99フォーラムのみなさんの招きでさんぶの森ホールを訪れました。
 東京から特急で1時間という至便さに加えて、海や山があり、菜の花や水仙が満開でした。特産の杉に加えて歴史もある。寒い気仙沼と比べると、うらやましい限りです。
 牡蠣の生産量日本一は広島です。広島には太田川があります。千葉が漁獲量が多いのは、利根川の恵みです。川の役割はそれだけ大きいのです。(談)

参加者の声

川と海と森林の関わりの更なる普及を

山武市市民自治支援課 太田真弓

畠山重篤さん、津波の影響でお忙しい中約束だからと千葉に来てくださり感謝します。
黒潮と親潮が混じるところでなく、森の養分が含まれた川の水と海水の混じる「汽水」に魚が多いと初めて知りました。
川と海と森林の関わりを、もっと普及する必要があると思いました。
「森は海の恋人」に現れるようにことを起こすには詩人が必要、も同感です。

森の生態系が海の生態系に深く関わっている!

千葉県中小企業家同友会千葉東支部 事務局

3月13(土)に山武市のさんぶの森ホールで、「ねっと99夢フォーラム」が行われました。
このフォーラムは毎月、九十九里の地域に各界のオピニオンリーダーをお招きして、講演いただくという内容のものです。地域のネットワークを広げる熱意をもった方々が運営されています。
運営委員の主要なメンバーに大里綜合管理(株)の野老真理子社長がいらっしゃいます。
今回は、千葉東西のメンバーが参加し、開演前のPRタイムに同友会のPRをさせていただきました!
同友会のテーマカラー、深緑のハッピを着て、ステージに登壇です。
わが千葉東支部からはハッピの似合う、いつも凛々しい柏原幹事長が!
他の団体とは違う意気込みに、「一体なんだ、なんだ」というお客さんの視線も、慣れてくればとても温かいものです。
帰り際には、興味をもって下さった方が声をかけてくれました。
さて、肝心の講演の内容ですが、今回は京都大学フィールド科学教育研究センター社会連携教授、畠山重篤氏。
「森は海の恋人」運動で有名な方で、同友会でもお呼びしたことがあります。
森の生態系が海の生態系に深く関わっていることを、わかりやすく、詩情たっぷりユーモアたっぷりに、お話して下さいました。
会場からは笑いが絶えませんでした!
本も出ているので気になる方は買ってみてください。
同友会の例会ももちろんですが、こういったちょっと視野の広くなる勉強もとてもいいですね!
と参加した会員さんと盛り上がりました。
過去に講演された方は、
・(株)いろどりの横石知二社長
・富士宮やきそば学会の渡辺英彦会長
などなど…有名な方ばかりです。
毎月ですから、同友会の支部例会と同じペースですね。
ご興味のある方はぜひ一度!
もしも、できれば、一緒にはっぴも着ましょう(笑)
(千葉県中小企業家同友会千葉東支部ブログより)

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